
水稲
日本人の主食である“お米”
日本の食を支えるため、丹精込めて栽培してます。
品種は山形県奨励品種である「はえぬき」「つや姫」「雪若丸」と奨励品種ではありませんが熱烈なファンがいる「コシヒカリ」を栽培。
「つや姫」「雪若丸」はこだわりで、慣行栽培方法より化学肥料と農薬を50%削減し“特別栽培米”として栽培しております。
はえぬき
山形県の気候風土に適した品種で作りやすく、逆に山形県以外ではほとんど作付けされていない品種です。
ほどよい粘り気があり、あっさりとした味わいです。
つや姫
その名の通りつやがあり甘味うま味が濃いのが特徴です。また冷めてもおいしいと評判で総合的にとても高い評価のお米です。
雪若丸
粒が大きくてしっかりしているのが特徴。
甘味粘りが控えめで丼ものやカレーなどとの相性が良いです。
水稲栽培の1年
4月
雪解けから作業が始まります。
当法人のこだわりとして毎年必ずケイ酸質土壌改良材を散布します。強い稲体になりおいしいお米が育ちます。
田んぼの準備と並行して育苗をします。昔から“苗半作”というくらい重要で失敗が許されない作業なので細心の注意が必要です。毎朝の水かけは大変ですが朝露でキラキラしている苗はとてもきれいです。




5月
代掻き作業です。代掻きとは水と土を混ぜてトロトロにして平らに均す作業です。除草剤の効き目や生育を左右するのでゆっくり丁寧に行います。

ついに田植えです。約一か月間大事に育てて苗をまっすぐ田んぼに植えていきます。今は全部機械ですが昔は手で植えていたという話を聞くとゾッとします。


6-7月
水管理期間です。水の出し入れをして生育環境を整え、稲を大きくしていきます。
ここでいかに稲体を作るかが収量に直結していくので異常がないかこまめにチェックします。
田んぼ周りの草も元気な時期なので草刈りもしていきます。


8月
お米の花が咲きます。この時期は虫の食害に注意が必要です。
薬をラジコンヘリコプターで散布して防除しています。


9月
実りの秋。待ちに待った収穫です。
コンバインを使って刈取、脱穀を同時にしていき乾燥機にかけ水分を15%以下まで乾かします。
そのあとは籾摺りをして硬い殻を外して出荷します。
皆様の食卓に並ぶことを想像ながら丁寧に作業します。



10月
収穫が終わった圃場から来年の準備が始まります。
稲わらは分解されにくいので秋のうちに耕しておくことで年度内に少しでも土に還していきます。

大豆
豆腐、納豆、味噌、醤油などに加工される大豆は日本人にとってなじみの深い作物です。
しかしながら現状その多くは輸入に頼っております。
今後日本の食を支えるために大豆は重要品目であるため当法人では力を入れております。
品種は白大豆の「里のほほえみ」と青大豆の「秘伝」を栽培。
里のほほえみ
山形県奨励品種で大粒の品種です。タンパク質含有量が多く豆腐加工に適しています。
秘伝
枝豆でも大豆でもおいしい大粒の品種で香りがよく甘いです。
大豆栽培の1年
4-5月
肥料をまいて耕していきます。
種を直接畑にまいていくので土をできるだけ細かくして発芽率を高めるのがポイントです。

6月
畑に種をまいていきます。
雨がしばらく降らなそうなときは種が乾燥しないように深めに、次の日が雨予報の時は浅めに播種深さを調整します。順調にいけば数日でかわいい芽が土から顔を出します。


7月
芽が出た後はしばらく雑草との勝負です。
土を株基に寄せる中耕や除草剤を組み合わせて雑草を防除していきます。株間が葉っぱで日陰になるまで育てば一安心です。


8月
大豆の花が咲きます。
里のほほえみは白、秘伝は紫色の小さくてかわいい花です。
虫による食害が発生する時期でもありますので薬で防除していきます。


9-11月
大豆の葉が落ちて熟していきます。
揺すってカラカラと音が鳴るようになったら収穫時期です。汎用コンバインで刈取を行い水分15%以下まで乾燥していきます




12-1月
冬の期間で選別して袋詰めして出荷していきます。
